錆(腐食)について

TOP > 錆(腐食)について






 自分はクロモリフレームに出る「錆」が嫌、むしろ怖くてアルミフレームの自転車を選びました。しかし錆(腐食)は鉄系の金属だけでなく、アルミ合金でも起こるのが事実です。


 「錆」を気にする方は結構いらっしゃると思います。そこで今回は「錆」について考えることとします。

 錆(腐食)の概要※以降「錆」を「腐食」と呼びます


 腐食(錆)とは対象となる金属を取り巻く環境によって、金属が侵されていく現象を言います。鉄鋼(鉄系合金:ステンレス、クロモリ等)の腐食には大きく分け「湿食」と「乾食」があります。
 前者の湿食はその名の通り水分を含む環境で起こる腐食のことで、空気中での腐食も湿食(空気中の水分)にあたります。以降述べる「腐食」は湿食を指します。


 また後者の乾食は高温時に起こる腐食なので今回は割愛します。

湿食について


 判りやすく説明したいと思います。図に惑わされず、理解してください(笑

鉄鋼の湿食
<図の右半分:陽極部>
まず陽極部(+)から陰極部(-)へ電流が流れます。電気が流れることによって
・Fe→Fe+++2e-
・H2O→H++OH-
となり鉄イオン(Fe++)が水に溶けます。(↑↑)
 水には水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH-)があり、
そこに溶けた鉄イオン(Fe++)は後者の水酸化物イオン(OH-)と反応して
水酸化鉄(Fe(OH)2)となり、表面に付着します。
 この水酸化鉄が更に酸化されて「錆」となります。まだ終わりません。
鉄鋼の湿食
<図の左半分:陰極部>
 ココからが重要です。
・Fe→Fe+++2e-
・H2O→H++OH-
 上の反応で中途半端に余った2e-(電子)H+(水素イオン)があります。陰極部では水素イオン(H+)が電子(e-)を得て
・H++e-→H
水素(H2)となります。
 ・・・最後に出来た水素(H2)は鉄(Fe)に吸収されて「錆」の生成は終わります。
しかし、図中の水(H2O)に酸素(O2)などが溶けている場合。
というか蒸留水(純水)等を除いては、大抵空気中の酸素なり二酸化炭素が溶けています。 すると、鉄に吸収された水素(H2) と水に溶けている酸素(O2)で反応を起こし、何が出来るか?水が出来ます(笑)

 そしてまた最初に戻り、この反応は半永久的に続きます。更に言うと「錆」は吸湿性がある上、多孔質(穴ボコ)です。・・・錆が錆を呼びます。
 次に鉄鋼の防食法を考えます。



  NEXT:防食について

TOP > 錆(腐食)について

Copyright(c)2006-2007"kaisei"All Rights Reserved.
-我流 Touring-